TRPG話:ダブクロのマスターができない理由
前にマスター依頼主のMさんには断りをいれ、ルールブック一式をもらうわけにはいかないので送金した。何故かこいつのマスターは俺にはできないくさい。それは何故かと自問自答する。出てきた結論は「アドリブが難しい(ような気がする)」なのである。こいつは「ストーリー」というものを決め打ちできるのがいい、という話なのだがこれをPCフルスクラッチを許す時点で、どうにも維持できないように思えるのだ。推奨カヴァーは設けるとしても、推奨シンドロームまで入れてしまうと、決めすぎな気がして踏み切れない。それならクイックスタートを使えばいいのだが、実はあまりそれは好きでないのだ。それにフルスクラッチしたPCを見てみたいというのがあり、そういう要素を加味していくと自滅するのが目に見える。ストーリーを決め打ちする上で、そのストーリー本筋を多少アドリブを入れて変えるというのは厳しいような気がしてならない。多分「所謂FEARゲー」のストーリーの組み方に慣れていないだけだと思うのだが、これには友人に「まゆげちゃんにはダブクロはできないのではないか」とよく言われたが、「やっぱり」という途中経過になるのであった。
俺なりのフックの作り方
こういうのを見ていくと「俺のやり方」というのが見えてきそうでいいなと思う反面、怖くもある。多分俺は背景依存症なのであろうと思う。こういう話を作る時には〜〜なんて始めて、「PCがこういう設定だったらこうだろうな」みたいな事を繋げて「シナリオ」にしているのである。そういう意味では「ストーリー」をまともに構築できていないように思える。よくやるのが、RQであれば「ヒョルト人側とルナー側でこのイベントはどう見えるか」と考えて、それを軸にして全体をコントロールする術とする、というのがある。これならPCがルナー側を選んでもなんとかなるし、ヒョルト人には「対ルナー」というのが見えるのである。それは「ストーリー」ではなく「PCを歩かせるための設定の山」なのだ。こいつを適材適所で小出しにして、それの連続が「お話」になっていく、というスタイルをとっているのではないかと思える。多分こういうスタイル故に「所謂FEARゲー」と合わないのかなとか。
さて
今から用事を済ませます。ではまた。