俺が知ってるBL物

前述の彼女は、当時時々「そういうBLもの」を見せてくれたりしてた。男に読ませてどういう感想がくるか知りたかったらしいのだが、はっきり言ってそれは苦痛でしたよ。いや、別に「男として」とかそんな事は思いません。彼女の持ってきたものが、ことごとく陵辱嗜好で、また俺は男趣味ではないので辟易という具合だったいうわけです。そして「そういうもの」には女性キャラは一人も出てこないのが印象的でした。まぁそうなると「この人はどのキャラに感情移入して面白がるのだろう」というのが疑問になったりしました。その「疑問」とは、攻め/受けというような嗜好の違いではなく、「そこにいるのは全部男なんだぞ!女はいないんだぞ!」という意味において出てきたものです。「彼女」のエロ妄想の補完装置にも関わらず、そこには女が一人もいない。これが不思議でした。流石に直接聞くようなマネはしていません。それをやったら「いろんな意味で終わる」ような気が毎度したからです。