その昔に

友人は、ここ原宿という土地が大嫌いみたいな発言を多々していて、俺は閉口したもんだ。でも「今ならそれもわかる」と思った自分がちょっとイヤだったり。まず人が多過ぎ。おまけにどいつもこいつも歩みがのろい。ストレスばっかりたまる。更には***が「ニイチャーン、ニーチャーン」と後ろからついてくる。無視してもひたすら何か言ってくる。「***だからしょうがねぇか」とうっかり思った俺は後で自己嫌悪するのだが、なぜ背広にネクタイの俺が追い回されなきゃならんのか意味不明である。「ニイチャーン」なら他にいるだろうよ。女子に比べると全然数はいないけど。わからん。ここはHELLなのである。「竹下口」の交差点が神々しく見える。